夢が叶ったけれど。労働者とオーナーの考え方

当時の私はふと思いました。

「今まで多少でも
どこかの会社に所属して働いたことはあったな。
けれど。。
札幌に住んでから
自由な仕事をずっとしていたな。
あの人からもあの人からもからも
*そんなんでいいわけ?
*それってダメなんじゃない?
*まともじゃない。
なんて言われる。
私は自分の好きな仕事が出来て、そのためには
多少自分なりには頑張ってきたのだけどな。
なんだか全否定されてしまったな。
あれ?え?私は「まとも」な仕事が出来ないのかな?!」


しばらくずっとそんな考えが浮かびました。
この話を投げかけてくれた人たちのことを分析しました。
私はそれまで漫画やイラストの仕事をしていて
この話をした相手というのは
ずっと会社勤めをしてきた人たち。
そもそも考え方の観点が違うのです。

働いて、その時間給料で生活していることと
漫画やイラストの仕事は時にその時間給で換算すると
びっくりするほどの少ない金額で仕事を受けた
こともあるし
(自分の画力や構成、足りないと思う中で
仕事をいただけるのは幸せなことです。
漫画界でも実績は必要だと感じていました。

出版社さんとのやりとりで結果的に原稿料がどんどんつり上がっているものもあります。

原稿料のさじ加減はいろいろです。

働かなくても原稿料などで入ってくるお金が
あったりすることは労働賃金で得るものとは
全然違うのだなと思いました。

収入に多少波はあるかもしれないけれど
それで10年やって来ても
そういう働き方を知らない人たちには
「まともな仕事」とは映らないようです。
労働者の考え方とそうではない人の考え方は
そもそも違うのです。

違うことを知らずに「それしかない。」と
言い切られてしまったので
モヤモヤしてしまいました。

打ち消すパワーもあったから続けられたと思いますが
その声が私の中にたまってしまい
モヤモヤも最高潮!になったころ

そのモヤモヤを解消するために
一度自分を試してみようじゃないか?!と
会社勤めを始めたのです。

オフィス街で働くこともすごく憧れていましたし。
春にはトレンチコートを着て、パンプスは
「銀座かねまつ」。
なんていう形から入りました。
 
最初は
OJT(オープンジョブトレーニング)からです!

始めてみて思ったこと。
まず、いわゆる「まともな仕事」につけた。
という、自信が持てました。

先に話した、あーだこーだ言っていた人たちは
みんな驚いていました。
しかも、私について「お先真っ暗」感で話していたのですが。。
そんなの吹き飛ばす、お給料も良さげでした。
笑。←その分野でってことですが。

初めての分野の仕事は最初はみんな知らないことばかりですよね。
そりゃあ混乱する。
けれどそれがすごく刺激になって良かった!
使われていない分野の脳みそを目覚めさせる渇!
みたいな。

ただ、改めて感じたこと。
とにかく働く!働く!
残業!残業!
残業代はちゃんと出るし交通費も全額出る。
ブラックではなさそうだけど
そんなに働くか?!
そんなに好きな仕事してるの?!
変なお局さんがいる!。。。

常に命令口調、トップでもなんでもなく
ただ、勤続年数がほんの少しあると言うだけ。
知識と行動力はあるかもしれないけれど
そのキツイ口調で新人がどんどん辞めていく。
(私はラッキーなことにその人の直でのOJTに当たりませんでした。
社内で問題になっていたそうで別な人が担当してくれました。
それでも会話が刺さって夢にまで
イジワルフェイスが出てきましたよ。笑。)

トップ、セカンド、サードと社内格付け。

幸いお局さん以外はなんだかんだあっても
楽しく行きましょう。という雰囲気でしたが。
(私が入る前まではそういう
荒れた人間関係だったらしく
せっかくの新しく揃えたパソコンのシステム周辺も
真っ白にホコリだらけで
ここでも私はこっそり掃除をしておりました。
掃除しているヒマがあるなら。。
と、言われたりもしたので)

お給料は日本の平均ではこんなかんじですか?
この年齢にして、このくらい?という基準で。

★第一のゾーンは「団塊世代」
今まで厳しくやってきた。
男も女も泣かせた。ビシバシやった。
今は丸くなってきたよなー。

★第二のゾーンは「40代リーマン世代」
セカンド、サードの位置。
もう、この先転職しないだろうし(出来ない??)
なんとか頑張ります。
(私に対して)こういうふうに言うと
「自分を守れるよ。守りなさい」

★いわゆる「ゆとり世代、さとり世代」
↑この表現は上から目線で私は好きじゃありません。
こう言われる人たちもすごくしっかりしていて
たまたまそう言う性格の人に出会ったから作られた言葉なのでは?と思います。

「眠い」が口ぐせだけど、残業しまくり。
くだらないジョークを行って周りを吹かす。
学校みたいにメモが回ってきて
「ナイショで今日の休憩はみんな10分プラスで
行っときましょ。」と。

海外旅行の話をしたら
「この会社に入っていたら無理ですよ。
この給料じゃね。。」
そんなさみしいことを言うので
私は自分のビジネスの話をしそうになりましたが
グッとこらえました。

会社にとっては人材が減ることは困ることですし
私が今言うことではないなと。
数年後この仕事を頑張って、もっと自信をつけて
さらにのお給料をもらっているかもしれませんしね
(^∀^)

女の子のほうが元気でしょうか?
ロックフェスに毎年行ってたり
ジャニーズのプチ追っかけしてる子など。
お局さん以外の子たちは
ほどほどに柔らかく、仲良し感があって
救われました。
しかも、かわいい&綺麗な子が多かった。笑。

世の会社員はこんなかんじですか??
いいも悪いも向き不向きくらいの話ですよね。
という感想でした。

漫画だって、今しているビジネスだって、仕事は仕事。
仕事に「まとも」も「まともじゃない」の
違いはないと思います。
例えばミュージシャン、小説家、
投資家。。

身近にいないから分からなく、そういう表現で
話したのだなーと私は思います。
そりゃあ人から搾取するようなことは
まともじゃない。と、私も思いますが。

ここ数年もやもやしていたこと
★「まともな仕事」とは?
★「憧れていたオフィス街で働くこと」
実際に夢が実現して言うことありません。

オフィス街で働くことについては
私は自然、木や水、空、空気感があるところにいないと
窒息しそうになるタイプだと
改めて知りました。
その空気を変えるためにでも音楽が流れていれば
また違うのですが、毎日かすかにクラシック音楽がかかっていて
しかも毎日毎日同じ曲ばっかり!

仕事は毎日いろんなイレギュラーもあって
同じことの繰り返しとも思ってはいませんでしたが。

してみなきゃ分からないことって
やはりあるものですね。

全くのゼロの分野から始めて
全然出来なくても徐々に
それなりになって行けるものなんだなぁと
当時をしみじみ思い出します。

夢が叶ったので次の夢を叶えています♪
夢は叶いますよ♪
強く願い、行動することです(^∀^)!